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お役立ちコラム Column

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ゲリラ豪雨とビルメンテナンス

ゲリラ豪雨に対するビルメンテナンスは、建物の安全性と資産価値を守る上で非常に重要です。ゲリラ豪雨は予測が難しく、短時間に大量の雨が降るため、ビル設備に大きな負荷がかかります。適切なメンテナンスを怠ると、以下のような被害につながる可能性があります。

1. 浸水被害
ゲリラ豪雨の最も深刻な被害の一つが浸水です。
排水設備の詰まり: 屋上やバルコニーの排水口に落ち葉やゴミが詰まると、排水が間に合わず、雨水が屋内に逆流したり、屋上からの雨漏りが発生したりします。定期的な清掃と点検が必要です。
防水層の劣化: 屋上や外壁の防水層やシーリング材が経年劣化していると、雨水が建物内部に浸入し、雨漏りの原因になります。早期に発見し、修繕することが求められます。
地下への浸水: 地下室や地下駐車場があるビルでは、地盤面より低い場所に雨水が流れ込み、浸水被害が発生しやすいです。止水板や土嚢の設置、排水ポンプの正常な稼働確認などが重要です。

2. 設備への影響
ゲリラ豪雨による浸水や漏水は、ビル内の重要な設備にダメージを与えます。
停電: 地下にある電気室が浸水すると、ビル全体の停電につながることがあります。停電はエレベーターや照明、空調など、ビル機能の麻痺を引き起こします。
エレベーターの故障: エレベーターの昇降路に雨水が浸入すると、制御盤が故障するリスクがあります。近年では、冠水時にエレベーターを最上階に自動退避させるシステムを導入するビルもあります。
空調設備の故障: エアコンの配管詰まりなどにより、ゲリラ豪雨時に水漏れが発生することがあります。

3. 利用者への影響と衛生上の問題
ゲリラ豪雨は、ビルの利用者やテナントにも直接的な影響を与えます。
床面の滑りやすさ: ゲリラ豪雨時には、エントランスや廊下などの床が濡れて滑りやすくなり、転倒事故のリスクが高まります。こまめな除水や滑り止め効果のある床材・清掃方法の採用が有効です。
衛生問題: 浸水した水には汚水や雑菌が含まれている可能性があり、衛生上の問題を引き起こします。迅速な排水と清掃、消毒作業が不可欠です。

【重要なメンテナンス項目】
ゲリラ豪雨に備えるためのメンテナンスのポイントは以下の通りです。
定期点検: 屋上や外壁、窓周りの防水層・シーリング材の状態を定期的に点検し、劣化があれば早めに修繕する。
排水設備の清掃: 屋上、バルコニー、敷地内の排水溝を定期的に清掃し、詰まりを防ぐ。
浸水防止対策: 地下室や地下駐車場への浸水を防ぐため、止水板や土嚢などの備え、排水ポンプの作動確認を行う。
利用者の周知: 大雨が予想される際には、利用者にバルコニーの物を室内に入れるよう呼びかけるなど、協力体制を築く。

ゲリラ豪雨は、建物の構造や設備、そして利用者の安全を脅かす存在です。日頃から計画的なメンテナンスを行い、被害を未然に防ぐことが、ビルメンテナンスにおける重要な役割と言えます。

当社では、長年の経験と確かな技術力を活かし、最適なメンテナンスを提供しています。まずはお気軽にお問い合わせください。